White girl
それからというもの、詩音は私の身の回りの世話を何から何までやってくれた
…まぁ上手いか下手かは伏せておくけど。
でも、取り乱してもすぐ駆けつけてくれて…
あれから誰か一緒じゃないと眠れなくなってしまった私は、詩音がいてくれて本当に助かった。
_______そして6日目の夜
「そういえば、学校は?」
今までそれどころじゃなかったけど、いい加減学校も行かないとまずい。
「それなら大丈夫だよ!蓮が私のとこ含めて手配してくれてるから。」
私の体に包帯を巻きながらニコニコと答える
「けど、私は一週間だけなんだぁ…」
「…え?」
「私バカだから、そこまでは許してもらえなかったみたい」
えへへ、と少し寂しそうに笑う
「そっか…」
私もいつまでもこの部屋にいる訳にはいかない。
体の傷も、だいぶ治ってきた。
…初めてこの傷を見た時の詩音すごかったなぁ
『ひどい、こんなこと…辛かったね……。』
自分の事じゃないのに泣きじゃくって…
「…跡、残らないといいね。」
処置が終わったのか私の肌を優しく撫でる
「せっかく綺麗な肌なんだから…」
「…………」
別に跡くらい残ったって…。
そう考えてるのがバレたのか、
「女の子なんだから、自分を大切にして?」
と、軽く怒られた。
ありがとう、詩音…。