White girl
包帯やら湿布やらも全部外し、とりあえず制服に身を包む
服もこれからどうしよう…。
ありがたい事に蓮さんが色々まとめて用意してくれたので、
ボストンバッグの中には必要な物がほとんど揃っている。
けど、服まではやっぱり厳しかったみたい。
緊急だったもん、しょうがない。
とりあえず変装をしなきゃ、と思いポイポイポイと物を出していく
ウィッグを被り、カラコン…て、あれ?
「コンシーラーとファンデが無い…。」
私はサーッと血の気が引く
見落としたのかも、と思って隅から隅まで見るけどやっぱり無い
他のコスメはちゃんとあるのに…。
すると、テーブルの上に置いてある手紙に気付いた
“〜雫へ〜
蓮からの伝言で、
『肌のことだけでもアイツらに知ってもらえ』
だそうです!!
不安かもだけど、大丈夫だよ!
綺麗な肌なんだから♡
健闘を祈る^_^
〜詩音より〜 ”
「……蓮さんめ。」