White girl





私は眼帯だけ着けると、人の気配が無いことを確認してそーっとドアを開けた。


予想通り、がらんとした部屋


平日の10時半
世の学生はみんな学校に行っている時間だ



…出たのはいいけど、することが無い。



きっと柳凰は学生ばっか

この倉庫も人がほとんどいないだろう


「…ちょっとまわろ」

きっと人がいたら出歩けないことと、純粋な好奇心から、
この倉庫を探検することにした。


さっそく下へ、とドアを開けると


「「うわっ!」」


こんなところに、チビ…?


「「え…誰?」」


…被ってるし。

ドアの側に寄りかかっていた男は150cmくらいの、The・少年だった






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