White girl
そこは白を基調とした部屋で、所々にある女の子らしい装飾が、お姫様を連想させた
うっ……白…
「これからここで寝泊まりしろ。風呂とトイレは奥にある。」
「分かった。」
言うつもりは無いけど、文句なんて言ってる場合
じゃない
極力迷惑はかけないようにしないと。
「あ」
何かを思い出したような声をあげる私に、仁が
「あ?」と返す
「抱き枕って、ある?」
「んなもんねぇよ。」
「だよね……。」
どうしよう。
寝る時に誰かがいないと眠れない癖が…
「……寝る時、隣の部屋に来い。」
「えっ、あ…うん。」
少し優しさを含む声で言うと、仁は隣の部屋に帰っていった。
「部屋となりなのか…」
多分、一緒に寝るってことだよね?
………この姿どうしよう。