自分の正体
聖Side

今は日没の30分前…
…未だに零は目を覚まさない…
星は杏の手伝いに行ってしまった。





ハアハアハア………


うとうとしていたら零の苦しそうな息遣いが聞こえてきた
「零?大丈夫?」

何だか嫌な感じがする…
お昼に感じたあの力と同じ感じのが零からする…


零の体に変化が現れ始めた
肩まである髪がさらに伸びてお尻のところまで
尻尾は足のところまで伸び、
爪が伸び始めた。…人をやれるぐらいに…


零が目覚めた
「よかった〜だいじょうb…」

目がいつもの零じゃなかった…
まるで獣の獲物を殺るような目…
そして私に襲いかかってきた。
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