自分の正体
俺は…何をしてるんだ?
みんなを傷つけて…
でも俺の意識で動いてない…別の誰かがやってる…
(なあ…やめてくれよ!!俺は…こんなことしたくないんだよ!!!)
(うるさいな。黙って引っ込んでろ!)
(うっ……!…………星………聖………た……す…け………て…………)
(おい!起きろ!!)
ん……?どのくらいたったんだろう…
俺は鏡の前にいる。
(どうだ?これがお前の"本当の姿"だ!!)
(これが…俺?)
(そうさ。そしてお前は今までやってきた奴らから一生恨まれ続けるんだな!)
(そん…な…)
(後戻りはできないぞ!あとお前の体しばらく利用させてもらうぜ!)
(………………)
「零!」
あ…星達だ…
「チッ…こいつらに俺は勝てないな…しゃあない。こいつの体返してやるさ!!」
「星……?聖………?怒ってるよね…ごめんなさい………………」
「何言ってるの?誰も死んでいないよ。だから大丈夫!」
「でも…」
「でもじゃない!そんなに心配ならみんなに聞いてみれば?」