自分の正体
あ…あ………
俺は…悪くない………
俺はしてない…………
フラッシュバックしてあの時の光景がはっきりと思い出した。
周りには血の海…体には大量の血………
すごく実感がある……
最近その繰り返し……
夢の中で何回も繰り返される…
起きたくても起きれない…
苦しいよ…辛いよ…………
(零〜どこだ〜)
遠くで燐の声がする……
頼む助けてくれ………
最近気持ち悪い……
(あ、いたいた。零。)
燐は俺を守るように抱きしめた。とても安心できるような……
(零ゴメンな…俺のせいでこんな辛いことさせてよ…でもお前は悪くない。俺が悪いんだから。安心して。
俺はお前に取り憑いたりしないから。お前は一人じゃないんだよ。お前の家族や、星、聖、杏、葵がいるじゃないか。
あと、俺も。頼っていいんだからな。)
(うん……しばらく一緒にいてくれる?)
(いいぜ。ゆっくり休んでな)
今日は…ゆっくり…寝れそう………だな………