自分の正体
燐Side
ふぅ………
あの思い出は記憶の奥底に沈めたし……余程のことがない限り……な。



葵:「お疲れ。うまくいったみたいね」
燐:「ちょっ!!?葵!?いつ頃からいたの?」
葵:「んーっとね、零ゴメンな…ってところから」
燐:「っっ………!!全部かよ。一緒に呼びに行ったんじゃないんかよ」
葵:「まあ、これでマシになっただろうね。ねえ?私の手伝いしてくれない?特にすることないでしょ?」
燐:「そうだね…ならよろしくな。…でもなにするの?」

葵:「私は精神的なことはできないからそこをやって欲しいな。」
燐:「わかった。それぐらいはできるな。」

燐:「そういえばなんでみんなを集めたの?」
葵:「それは、貴方と零に関係してるかな?」
……?
葵:「貴方って相手から見えるじゃん、見えなくすることもできるみたいだけど、でも触れない。変って思わなかった?」

燐:「そういえば……」
葵:「それを知れるかもしれないよ」
燐:「は…はあ」
葵:「ま、話は零が起きてからね」

第5話完結

< 52 / 81 >

この作品をシェア

pagetop