自分の正体

親には日没までには着くからって言っているので走って行った
…けど俺がこの町に離れている間にだいぶ変わった。
前まであった道がなかったり新しい道ができたりしていて方角は分かるけどたどりつけない。迷路のようになっている。

俺が小さいころ遊んでいた公園を見つけた。ここからは10分もかからないはずだから少し休憩をすることにした。

??:「あれ?零?…零だよな!?」
零:「り…く?」

莉宮:「そうだよ!莉宮だよ!中学校の時いろいろ一緒にやらかした仲間だよ!」

零:「仲間って……ん?俺はやってないぞ!」

莉宮:「計画を一緒に考えたから同罪だ~」

零:「考えるだけで実行はしないっていっっっも言っただろうが!」

莉宮:「アハハ!!」

莉宮にはいろんなことを言っていた。もしかしたら自分の親以上にいろんなこと話しているかもしれない。俺が落ち込んでると話しを聞いてくれる。そして絶対に他人に話したりはしない。自分の親の次か同じぐらい信頼してるんだ。

莉宮:「…零なんかあったん?中学校の時よりはましだけどなんか寂しそうな顔してるけど…」

零:「ん?…あぁ。俺の母親は昔死んでたことが分かったからかな?…って俺他人からどんな風に見えてたんだよ」

莉宮:「え?んーっと友達0人の顔してたかなw」

零:「…」

莉宮:「今の両親は里親みたいなもん?」

零:「そゆこと」

久しぶりに莉宮に会い、話しに花を咲かせていた。



……んっ!
あ…そろそろ…日没だ…やばい

莉宮:「おい。大丈夫か?」

零:「う…ん…」
あーヤバい…
莉宮には見せてもいいかな…最悪記憶消せばいいんだし…
零:「な…なあ莉宮」

莉宮:「どしたん?」
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