小悪魔な彼


私は無理に笑って


「冗談やめてよー。私たち今日会ったばっかなんだよ?
なのにそんなこといきなり言われても…」


「いきなりじゃない。」


「杉山くん…?」


「いきなりじゃないよ。
ほんと言うと…二年の頃からずっと気になってた。
でも今日話して,ほんとに好きなんだって実感した。」


う…そでしょ?
そんな前から私のこと知ってたの?


「だから…小笠原さん。
俺と付き合ってよ。すぐじゃなくて良い。
だんだん俺のこと知って,好きになってほしい。」


いきなり真面目になる杉山くん。正直嬉しかった。

こんなにも思ってくれてるんだ。って…


だけど…



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