小悪魔な彼

「ねぇ、もう終わりにしない?こんなこと。」


「…え?」


「ゆかりちゃんがそこまで私を嫌う理由って、ほんとにうちの親父の仲間が原因なのか?


もっと他に理由があるんじゃない?
…本気で、小森くんのことが好きとか…?」


冗談だったつもりなのに、


「ま…マジ!?」


ゆかりちゃんの頬は、みるみると赤く染まっていった。




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