君色。僕色。桜色。
5
僕が飲んでた
さくらんぼミルクティー
キミが
どんな味って聞くから
僕はふざけて
初恋の味って言ったのに
キミは僕からペットボトルを奪って
一口
ほんとだ って言ったキミの
口からこぼれた息は
ほんのり桜の匂いがした。
僕にとってさくらんぼミルクティーは
ほんとに
初恋の味になった。
キミとした 間接キス
桜の味は
初恋の味。
いつか桜の雨に包まれた時
きっと僕は
この味を思い出して
キミの事を思うんだろうな