君色。僕色。桜色。
1年前

キミと出会った時。

あの日僕はキミに恋をした。

桜の色のような

淡い恋。

僕と同じ制服を着ていた

クラスも一緒で、席も隣。

僕は窓際の席で外の桜を眺めてた。

するとキミから

紙が飛んできた。

それには

これからよろしく!そんなに桜綺麗?

って書いてあった。

だから僕は

よろしくね!桜はすっごい綺麗だよ

って返したら

キミは僕に聞いたんだ。

「桜って何の花?」って。

だから僕は

「恋の花」

って答えた。

はじめは冗談のつもりだった。

でもそのあと

キミが見せてくれた笑顔に僕は恋に落ちた。


だからほんとに

僕にとって桜は



《恋の花》



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