ひょっとして…から始まる恋は
最寄駅の駅舎を出て直ぐにラインのメッセージ音が鳴った。タップしてみると久保田君で、お疲れ~と挨拶が入っている。
『お疲れ様です』
堅苦しい挨拶をすると、少しの間を空けてこう返った。
『もう帰宅中?』
昨日話をした時に私がほぼ定時で帰ると言ったからだろうか、今日もそうなのかという感じで問い合わせてきた。
『うん、今最寄り駅に着いたところ』
今から家に帰ります…と打つと、ふーん…と詰まらなさそうな返事が入る。
『いいなぁ。俺まだ仕事中だよ』
今はコーヒーブレイク中だとスタンプが流れてきて大変だな…と思いつつ眺める。久保田君のいる営業一課の忙しさは十分理解しているから『体に気をつけて』と文字を送った。
『今ので明日まで働けそう』
悪い冗談を返してくる久保田君に笑みを浮かべる。
昨日長い時間会話をしたせいか、再会して間もない雰囲気は感じなかった。
『保科さんも気をつけて帰って』
休憩が終わると焦るスタンプが一緒に送られてきて、同時に『また明日』と流れてくる。
「明日!?」
『お疲れ様です』
堅苦しい挨拶をすると、少しの間を空けてこう返った。
『もう帰宅中?』
昨日話をした時に私がほぼ定時で帰ると言ったからだろうか、今日もそうなのかという感じで問い合わせてきた。
『うん、今最寄り駅に着いたところ』
今から家に帰ります…と打つと、ふーん…と詰まらなさそうな返事が入る。
『いいなぁ。俺まだ仕事中だよ』
今はコーヒーブレイク中だとスタンプが流れてきて大変だな…と思いつつ眺める。久保田君のいる営業一課の忙しさは十分理解しているから『体に気をつけて』と文字を送った。
『今ので明日まで働けそう』
悪い冗談を返してくる久保田君に笑みを浮かべる。
昨日長い時間会話をしたせいか、再会して間もない雰囲気は感じなかった。
『保科さんも気をつけて帰って』
休憩が終わると焦るスタンプが一緒に送られてきて、同時に『また明日』と流れてくる。
「明日!?」