ひょっとして…から始まる恋は
思わず声に出して驚いてしまった。
まさかとは思うけれど、こうやって毎日ラインを送ってくるつもり?
ぼんやりと立ち止まったまま暗くなるディスプレーを見つめ、嬉しいのか困るのか分からない気持ちを抱え込んだ。
確かに彼は私との距離を縮めたいと言っていた。
それがまさかこのラインで?と焦りだして、心の隅でどうしようかと迷い始める。
普通なら誰が考えても久保田君ならオッケーだと思うけれど、私は何故か少し消極的な気分に陥りそうだった。
(別に藤田君に未練がある訳でも何でもないんだけど……)
昨日散々泣いてスッキリしている。
だから、それは間違いではないと思う。
でも、だからと言ってすぐに久保田君に移れるほど器用でもなくて、彼には悪いとは思うけれど、もう少しそっとしておいて欲しいと思う気持ちも何処かにある。
(焦らせないで欲しいと言うべきか。無理して人を好きになることなんて出来ないし)
あれこれと迷いながら家に帰り、夕飯を食べ終えてから天音にラインを送った。
まさかとは思うけれど、こうやって毎日ラインを送ってくるつもり?
ぼんやりと立ち止まったまま暗くなるディスプレーを見つめ、嬉しいのか困るのか分からない気持ちを抱え込んだ。
確かに彼は私との距離を縮めたいと言っていた。
それがまさかこのラインで?と焦りだして、心の隅でどうしようかと迷い始める。
普通なら誰が考えても久保田君ならオッケーだと思うけれど、私は何故か少し消極的な気分に陥りそうだった。
(別に藤田君に未練がある訳でも何でもないんだけど……)
昨日散々泣いてスッキリしている。
だから、それは間違いではないと思う。
でも、だからと言ってすぐに久保田君に移れるほど器用でもなくて、彼には悪いとは思うけれど、もう少しそっとしておいて欲しいと思う気持ちも何処かにある。
(焦らせないで欲しいと言うべきか。無理して人を好きになることなんて出来ないし)
あれこれと迷いながら家に帰り、夕飯を食べ終えてから天音にラインを送った。