ひょっとして…から始まる恋は
「じゃあお言葉に甘えさせて貰おうかな」
上からだな…と自分に呆れる。だけど久保田君は大きく、うん!と頷き返し、宜しく!と手を差し出してきた。
それにおずっ…と指先を伸ばすと、ぎゅっと力強く握られる。男性に手を握られる機会なんて少ないから、思わず肩が跳ね上がってしまった。
無性に恥ずかしくて頬が熱い。
慣れてないのが丸わかりじゃん…と慌て、手を引っ込めようとしたのだが。
「保科さんの指って長いよね」
爪も小さっ…と呟きながら離そうとしない。
こっちはドキドキしてくるばかりで、久保田君!と名前を呼んでしまいたくなる。
「あ…ごめん」
つい嬉しくてと指先を離しながら笑う彼。
これも故意なのなかな、と思いながら手を引っ込め、頬を引きつらせてしまった。
上からだな…と自分に呆れる。だけど久保田君は大きく、うん!と頷き返し、宜しく!と手を差し出してきた。
それにおずっ…と指先を伸ばすと、ぎゅっと力強く握られる。男性に手を握られる機会なんて少ないから、思わず肩が跳ね上がってしまった。
無性に恥ずかしくて頬が熱い。
慣れてないのが丸わかりじゃん…と慌て、手を引っ込めようとしたのだが。
「保科さんの指って長いよね」
爪も小さっ…と呟きながら離そうとしない。
こっちはドキドキしてくるばかりで、久保田君!と名前を呼んでしまいたくなる。
「あ…ごめん」
つい嬉しくてと指先を離しながら笑う彼。
これも故意なのなかな、と思いながら手を引っ込め、頬を引きつらせてしまった。