ひょっとして…から始まる恋は
言っても何だか説教が始まりそうな気がして、余計なことを言うのは止めておこうと思った。
店を出ると、もう少し飲まないか…と誘われた。
私は彼が返事を聞きたがってると思い、いいですよ…と異論も述べずに歩き出す。
二人で歩を進めながら、頭の中ではいろいろと断る理由を思案する。
年上が嫌いなんです…というのを、どう彼に理解してもらうかがポイントになるな…と感じていた。
食事した店から駅に近付いたバーへ入ると店内は真っ暗で驚いた。
此処だけ停電?と思ったが、どうもそうじゃなかったみたい。
ボーイが一人近付いてきて、これからサプライズが行われると囁く。
ペンライトで足元だけを照らし、ドア付近のテーブル席へと案内してくれた。
パチン!とカウンターに立つマスターが指先を鳴らすと、店の厨房からローソクの付いたケーキが運ばれてくる。
店員達がハッピーバースデーを歌い始め、そのケーキはカウンターに座っているカップルの間へと置かれた。
目を丸くしてるのは女性の方だ。
パチパチと瞬きを繰り返し、何が起きたのか分かってない様子。
店を出ると、もう少し飲まないか…と誘われた。
私は彼が返事を聞きたがってると思い、いいですよ…と異論も述べずに歩き出す。
二人で歩を進めながら、頭の中ではいろいろと断る理由を思案する。
年上が嫌いなんです…というのを、どう彼に理解してもらうかがポイントになるな…と感じていた。
食事した店から駅に近付いたバーへ入ると店内は真っ暗で驚いた。
此処だけ停電?と思ったが、どうもそうじゃなかったみたい。
ボーイが一人近付いてきて、これからサプライズが行われると囁く。
ペンライトで足元だけを照らし、ドア付近のテーブル席へと案内してくれた。
パチン!とカウンターに立つマスターが指先を鳴らすと、店の厨房からローソクの付いたケーキが運ばれてくる。
店員達がハッピーバースデーを歌い始め、そのケーキはカウンターに座っているカップルの間へと置かれた。
目を丸くしてるのは女性の方だ。
パチパチと瞬きを繰り返し、何が起きたのか分かってない様子。