ひょっとして…から始まる恋は
「…いや、さっき、保科さんがスマホを落としたのを見て思い出したことがあって」
ククク…と可笑しそうに笑いを含むものだから、何事?と首を傾げる。
思い出したことって何?と聞いてもいいのかなと考えていたら、彼の方から教えてくれた。
「うちの兄貴の彼女がね」
そう言いながら、その人は中学校時代の同級生なんだ…と説明した。
「兄貴と出会ったキッカケがスマホにあって」
面白そうに話してくれる内容に聞き入り、終わった後で思わず吹き出してしまった。
「木の根っこに躓いてスマホが破損?それってすっごくショックじゃない?」
膝も擦りむいていたとかで、痛そ〜と同情した。
「俺も最初に話を聞いた時は気の毒だと思ったよ。しかも不幸はそれだけで治らなくて、何だか次々に負傷を重ねてさ」
流石のお兄さんもそれには少し呆れ気味だったとか。
でも、今ではそれが二人の付き合うキッカケになったんだと話していた。
「私、藤田君にお兄さんがいるって今日初めて知った」
三波さんに教えてもらったと話すと、そうなの?と驚かれた。
「高校の頃はそんな話とかしなかったでしょ」
ククク…と可笑しそうに笑いを含むものだから、何事?と首を傾げる。
思い出したことって何?と聞いてもいいのかなと考えていたら、彼の方から教えてくれた。
「うちの兄貴の彼女がね」
そう言いながら、その人は中学校時代の同級生なんだ…と説明した。
「兄貴と出会ったキッカケがスマホにあって」
面白そうに話してくれる内容に聞き入り、終わった後で思わず吹き出してしまった。
「木の根っこに躓いてスマホが破損?それってすっごくショックじゃない?」
膝も擦りむいていたとかで、痛そ〜と同情した。
「俺も最初に話を聞いた時は気の毒だと思ったよ。しかも不幸はそれだけで治らなくて、何だか次々に負傷を重ねてさ」
流石のお兄さんもそれには少し呆れ気味だったとか。
でも、今ではそれが二人の付き合うキッカケになったんだと話していた。
「私、藤田君にお兄さんがいるって今日初めて知った」
三波さんに教えてもらったと話すと、そうなの?と驚かれた。
「高校の頃はそんな話とかしなかったでしょ」