ひょっとして…から始まる恋は
(それでも…)


彼を好きでいたい。
振り向いて貰えないままかもしれないけれど、それでもやっぱり手離したくない。


ぎゅっ…と、好きという想いを掴むように掌を握り締めた。


雨に濡れた掌は冷たくて、だけど握った手の中はほんわかと温もりに包まれていた………。


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