ひょっとして…から始まる恋は
藤田君もカッコ良かったと微笑み、新婦が凄く美人で驚いたわーと言っている。
「それにさ、藤田君のお兄さんを見た?メチャクチャカッコ良くてイケメンだったでしょ?」
さり気なくチェックを入れてたんだ…と思い、記憶の隅で忘れかけていた人のことを探りだす。
「でも、もう恋人いるって言ってたじゃん」
松下さんはそれに詰まらなそうな声を返し、有望株は彼よ、と続けた。
「ああ、あの柚季ちゃんの同級生ね」
言いたいことが分かったらしく、三波さんはクスッと笑いを噛む。
「美穂はあの子が余程気に入ったのね」
リアルアイドル好きだもんね、と笑う三波さんに松下さんはそうよ、と胸を張って言いのけた。
「二次会では彼と二人きりで話そうと思ってたのに来てないんだもん。自分から私を誘ってたくせにあれはないわよ」
ムッとしながら悔しがる松下さんを三波さんは仕様がないじゃない…と慰める。
「彼もモテそうな人だったから誰かと先約があったのかもしれないわよ」
ねえ…と私に同意を求められ、こっちはギクリとしながらも、ええ…と冷や汗をかきつつ頷きを返した。
「それにさ、藤田君のお兄さんを見た?メチャクチャカッコ良くてイケメンだったでしょ?」
さり気なくチェックを入れてたんだ…と思い、記憶の隅で忘れかけていた人のことを探りだす。
「でも、もう恋人いるって言ってたじゃん」
松下さんはそれに詰まらなそうな声を返し、有望株は彼よ、と続けた。
「ああ、あの柚季ちゃんの同級生ね」
言いたいことが分かったらしく、三波さんはクスッと笑いを噛む。
「美穂はあの子が余程気に入ったのね」
リアルアイドル好きだもんね、と笑う三波さんに松下さんはそうよ、と胸を張って言いのけた。
「二次会では彼と二人きりで話そうと思ってたのに来てないんだもん。自分から私を誘ってたくせにあれはないわよ」
ムッとしながら悔しがる松下さんを三波さんは仕様がないじゃない…と慰める。
「彼もモテそうな人だったから誰かと先約があったのかもしれないわよ」
ねえ…と私に同意を求められ、こっちはギクリとしながらも、ええ…と冷や汗をかきつつ頷きを返した。