花に美少年
「何?朝から高校生とセックスでもしたの?それとも朝までやってたの?」
職場について早々、ロッカールームで顔を合わせた真奈美の言葉に、持っていた荷物を落としそうになった。
「なんでそうなるの!?」
「顔に書いてあるから」
「顔にって・・・」
思わず自分の顔を両手で触る。
「セックスしてきましたって顔してるわよ?」
「してません!何もないから!」
急いで否定して、ロッカーの鏡で自分を確認する。
「でも昨日も泊まったんでしょう?」
「えっと、それは」
「さっきから幸せオーラが出てる。ホテルに一人寂しく泊まった女の顔ではないわね」
「幸せオーラって」
「別に今更隠すことでもないでしょう?」
確かに、真奈美の言うことは尤もである。
だから素直に頷いた。
「良かったね」
「え?」
「上手くいったってことでしょう?」
「上手くって、別にそういうつもりで泊まったわけじゃないから・・・」