花に美少年

「うん。だって私もそういう時あったし、今でも本音を言えば毎日声を聞きたいし、毎日会いたいよ。でも働いているとそればかり優先も出来なくなってくるから、なんか今結児君にそう言われて嬉しかったの。私もそう言うこと思っていいんだって」

鳥肌が立った。
めいちゃんの言葉に、焦って身体を起こした。

「なんか今のめいちゃんは大人の女って感じだった」

「・・・え、なに?」

「めいちゃんも俺に会いたい?」

「えっと、うん。でも土曜まで我慢する」

「なんで?」

「なんでって、結児君も学校でしょう?」

「だったら今から会いに行くよ」

だって互いに会いたいと思っているのなら、今すぐにでも会うべきだ。絶対に。

「今日は真奈美が来るから無理だよ?」

「・・・」

「それに土曜ってすぐだし」

「めいちゃんの意地悪」

再びベッドに転がり、何もない天井を見た。

「そんなこと言わないでよ。真奈美には結児君とのことも色々話したいんだから」

「・・・俺のこと?」
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