16年間、一緒にいてくれた君へ。~人生の最後はやっぱり君と過ごしたい。~
ドライヤーの音にかき消されないように桃花に少し大きい声で話しかける。

「桃花、彼氏と上手くいってんの?」

「うーん...
昨日、喧嘩しちゃたからなー...」


桃花の表情は見えないけど、声がちょっと沈んでる気がする...

「それで今日、元気なかったのか。」

「何で分かったの?」

「んー...何か空元気な感じ、したからかな?...」

「スゴいね。エスパーみたい...」
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