16年間、一緒にいてくれた君へ。~人生の最後はやっぱり君と過ごしたい。~
1時間後

コンコン

「有紗ー、入るよ?」

誕生日会が終わって部屋でゆっくりしていると有哩が部屋に来た。

「うん。」

「はい、おめでとう。」

そう言って、有哩は綺麗にラッピングされた小さな細長い箱を差し出した。

早速、開けてみる。

「あっ、ありがとう。
わぁー... 可愛い...」

ハートをモチーフにしたネックレスだった。

「気に入った?」

「うん!すっごく嬉しい!」

「そっか... よかったー...」

そう言って有哩は優しく微笑んだ。

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