16年間、一緒にいてくれた君へ。~人生の最後はやっぱり君と過ごしたい。~
私は引き出しにしまっておいた、プレゼントを差し出した。

ちなみにプレゼントの中身はオシャレなコーヒーカップとちょっとお高めのコーヒー豆だ。
有哩はコーヒーが好きだから喜んでくれると思うんだけど...
まあ、私はコーヒー苦手なんだけどね...


「はい、有哩もおめでとう。」

「ありがとう。」

有哩も早々にプレゼントを開ける。

「ありがとう。
結構気に入った。」

有哩はマグカップを眺めながら言った。

「ほんと?よかった!」

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