16年間、一緒にいてくれた君へ。~人生の最後はやっぱり君と過ごしたい。~
桃花side

「有哩、学級委員の仕事終わったかな?」

「どーだろ?
教室いってみる?」

「うん。」

鞄を持って有哩の教室へ行くと有紗が急に「あーーっ!」と叫んだ。

「わっ、ビックリした...
どうしたの?」

「数学のノート出すの忘れた!!
ちょっと出してくる!!」

ノートを持って職員室へ走って行く有紗の背中に向かって「先に教室行ってるからねー」と叫んで和真の教室へ向かった。

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