16年間、一緒にいてくれた君へ。~人生の最後はやっぱり君と過ごしたい。~
まあ、有哩の方がモテるんだけどね。

誰にでも優しくて、頭もいい。和真ほどじゃないけど運動もできる。
でも、少しぬけているところが可愛いらしい...

この二人と毎朝学校に行っている。高校生になってもそれは変わらない。


「「おはよ。」」

双子はこういう時、声が揃ってしまう。

「はよ。二人とも制服似合ってんじゃん。」

「ほんと?よかったー!ちゃんと高校生に見える?」

和真の言葉に機嫌を良くした私はルンルンな気持ちでバス停に向かった。
< 5 / 50 >

この作品をシェア

pagetop