消える世界で、僕は何度でも君に会いにいく。
だけど……
流石にそれは時期尚早だろうな。
苦笑しながらそんなことを思って、考える。
畑中さんは僕に何を伝えようとしているんだろう。
それともやっぱり、今回も何も聞けないで終わるのかな…。
そんなネガティブな考えが頭をよぎって、なんとも言えない気持ちになる。
彼女の気持ちを、答えを、考えていることを想像するだけで胸が締め付けられる。
期待するだけ怖くなってしまうから。
だから、また僕一人だけが考えて考えて考えて……
もう、疲れたと。
そう思ってしまう自分もいて、彼女への想いはちっとも冷めていないのに、くじけそうになることもあった。
待っているのも楽じゃないんだ。
急かしたくなる自分を押しとどめて、この先もずっと待ち続けることになるくらいなら……
僕も決断しないといけないのかもしれない。
メッセージを返しながら、そっとそう思うのだった。