臆病なわたしたちは
出会い
いつもどうりの朝。
流奈はいつものように歩いて学校へ向かう。
通っている高校は歩いて行ける距離にある。
そこに決めた理由はもちろん家から近いから。
昔から流奈は面倒臭がり屋だった。
友達がいるのは付き合いは面倒でもいたほうが後々楽だから。
言われたことをこなすのは後から色々言われるのが面倒だから。
こんな風に、とにかく面倒を避けながら周りに流されて生きてきた。
「おはよう、流奈。」
教室につくと話しかけてきたのは流奈の唯一の友達。
中学からの友達で、こいつも人と関わるのは好きではないらしく(こいついわく、私は例外なのだそうだ)一緒にいて、楽なのである。
「おはよ、葉月。」
挨拶を返し、席につく。
「今日委員会決めやるらしいよ。」
クラスメイトの言葉が耳に入り、それについて葉月が会話を持ちかけてきた。
「委員会決めた?」
「選挙管理。」
「あー、選管は活動6月中に終わるからか...」
「さすが葉月、わかってるねぇ」
こんな他愛のない会話をするのが、流奈の日常。
流奈はいつものように歩いて学校へ向かう。
通っている高校は歩いて行ける距離にある。
そこに決めた理由はもちろん家から近いから。
昔から流奈は面倒臭がり屋だった。
友達がいるのは付き合いは面倒でもいたほうが後々楽だから。
言われたことをこなすのは後から色々言われるのが面倒だから。
こんな風に、とにかく面倒を避けながら周りに流されて生きてきた。
「おはよう、流奈。」
教室につくと話しかけてきたのは流奈の唯一の友達。
中学からの友達で、こいつも人と関わるのは好きではないらしく(こいついわく、私は例外なのだそうだ)一緒にいて、楽なのである。
「おはよ、葉月。」
挨拶を返し、席につく。
「今日委員会決めやるらしいよ。」
クラスメイトの言葉が耳に入り、それについて葉月が会話を持ちかけてきた。
「委員会決めた?」
「選挙管理。」
「あー、選管は活動6月中に終わるからか...」
「さすが葉月、わかってるねぇ」
こんな他愛のない会話をするのが、流奈の日常。