臆病なわたしたちは
数日後の放課、各委員会の顔合わせが行われた。
今日は役職決めだけするらしい。
指定された教室につき、黒板にかいてある通りの席につく。
選管は各クラス一人ずつのため、隣の席は隣のクラスの人だ。
全員が揃ったところで担当の先生が挨拶し、役職を決め始める。
正直に言って流奈にとって、私が巻き込まれなければどうでもいいから勝手に決めてくれ、というようなものだが、参加は強制だ。
面倒であれど、耐えなければならない。
ふと隣の席を見ると、隣に座っている男子も流奈と同じらしく、役職決めのプリントに落書きをしている。