臆病なわたしたちは
「話した(?)人ならいる?」
「なぜ疑問形?」
「あれを話したと言っていいものか...」
「勿体振ってないで詳しく話せ。」
「そんな大した話じゃない...」
葉月が興味津々な様子で聞いてきたため、面倒くさいと思いながらも昨日あったことを伝える。
「ーーーってこと。恥ずかしかったんだろうね。」
「いや、絶対それ相手が勘違いしてるって。流奈にからかわれたと思ってるんだよ。」
「どうして?思ったこといっただけなのに。」
「考えてもみなよ、真面目そーな男子が可愛い落書きしてて、からかわれないと思う?」
「...全員私みたいな世界だったらからかわれないんじゃないか?」
「こら、面倒臭くなって適当に返してるだけでしょ。」
「あはっ、バレたぁ。てへぺ「可愛くないからやめて。」
「...葉月は優しくないな。」
「そんなことわかりきってたことだろ?」
「そうだなぁ。」
真面目に話を聞く気のない流奈に葉月はため息をつく。
「とにかく、勘違いされたままじゃよくないし、誰かに予定も聞かないとなんだから、その男子のとこ行ってこい。」
「でも名前も分からんし...」
「隣に座ってたってことは隣のクラスでしょ?隣行って『選挙管理委員に用事があるんで呼んで貰えますか』って言えばいいんだよ。」
「...」
退路を断たれてしまった。
(面倒臭い...。)
「なぜ疑問形?」
「あれを話したと言っていいものか...」
「勿体振ってないで詳しく話せ。」
「そんな大した話じゃない...」
葉月が興味津々な様子で聞いてきたため、面倒くさいと思いながらも昨日あったことを伝える。
「ーーーってこと。恥ずかしかったんだろうね。」
「いや、絶対それ相手が勘違いしてるって。流奈にからかわれたと思ってるんだよ。」
「どうして?思ったこといっただけなのに。」
「考えてもみなよ、真面目そーな男子が可愛い落書きしてて、からかわれないと思う?」
「...全員私みたいな世界だったらからかわれないんじゃないか?」
「こら、面倒臭くなって適当に返してるだけでしょ。」
「あはっ、バレたぁ。てへぺ「可愛くないからやめて。」
「...葉月は優しくないな。」
「そんなことわかりきってたことだろ?」
「そうだなぁ。」
真面目に話を聞く気のない流奈に葉月はため息をつく。
「とにかく、勘違いされたままじゃよくないし、誰かに予定も聞かないとなんだから、その男子のとこ行ってこい。」
「でも名前も分からんし...」
「隣に座ってたってことは隣のクラスでしょ?隣行って『選挙管理委員に用事があるんで呼んで貰えますか』って言えばいいんだよ。」
「...」
退路を断たれてしまった。
(面倒臭い...。)