【完】一ヶ月の恋人
「だから俺委員会だって。」
「待ってます!」
「暗くなると危ないからダメだ。」
「だって先輩送ってくれるでしょ?ねっねっ?」
「……教室でいい子に待ってろよ。」
「やったあ~!」
「じゃあ、また今度な詩羽。」
「は、はい。委員会頑張って下さい。」
ありがとう、というと先輩は委員会へ向かっていった。
その姿をにこにこの笑顔で見送った灯さんは。
私を見て屈託なくにっこりと笑った。
「あ、あの。」
「ん?」
「灯さんって、先輩と付き合ってるんですか?」
「えっ、そう見える!?」
「仲良いなって。」
「うへへ、そう見えるんだあ~嬉しいなあ~。」
満面の笑みで笑う灯さんは可愛くって。
あんなふうに先輩に接することのできるこの人に。
劣等感を抱いていた。
「待ってます!」
「暗くなると危ないからダメだ。」
「だって先輩送ってくれるでしょ?ねっねっ?」
「……教室でいい子に待ってろよ。」
「やったあ~!」
「じゃあ、また今度な詩羽。」
「は、はい。委員会頑張って下さい。」
ありがとう、というと先輩は委員会へ向かっていった。
その姿をにこにこの笑顔で見送った灯さんは。
私を見て屈託なくにっこりと笑った。
「あ、あの。」
「ん?」
「灯さんって、先輩と付き合ってるんですか?」
「えっ、そう見える!?」
「仲良いなって。」
「うへへ、そう見えるんだあ~嬉しいなあ~。」
満面の笑みで笑う灯さんは可愛くって。
あんなふうに先輩に接することのできるこの人に。
劣等感を抱いていた。