【完】一ヶ月の恋人
こうやって近くで見るとさらに綺麗。
さっき失恋したばっかりなのに現金な奴だな、私。
「あの、これ。」
「ああそこに置いておいてください。
きっと母からのものなので。」
「わかりました。」
荷物を置いてからと言うもの。
……気まずい。
思わず座っちゃったけど帰った方が良いんじゃないのか。
「あ、あのじゃあ私はこれで。」
「あっ、すみません。急ぎでしたか?」
「いえ、そういうわけでは。」
「……失礼でなければ、少しお話しませんか?」
「へ?」
「あまり来客が来ないので新鮮で。
外のお話を聞かせてもらえませんか?」
そう微笑んだ顔はやっぱり綺麗で。
思わず座り直してしまう。
「少しだけなら。」
「ありがとうございます。」
にこにこと朗らかな笑顔を浮かべるこの人は。
すっと私にティッシュを渡した。
さっき失恋したばっかりなのに現金な奴だな、私。
「あの、これ。」
「ああそこに置いておいてください。
きっと母からのものなので。」
「わかりました。」
荷物を置いてからと言うもの。
……気まずい。
思わず座っちゃったけど帰った方が良いんじゃないのか。
「あ、あのじゃあ私はこれで。」
「あっ、すみません。急ぎでしたか?」
「いえ、そういうわけでは。」
「……失礼でなければ、少しお話しませんか?」
「へ?」
「あまり来客が来ないので新鮮で。
外のお話を聞かせてもらえませんか?」
そう微笑んだ顔はやっぱり綺麗で。
思わず座り直してしまう。
「少しだけなら。」
「ありがとうございます。」
にこにこと朗らかな笑顔を浮かべるこの人は。
すっと私にティッシュを渡した。