気まぐれ王子の溺愛
「あの、ふたりとも授業出てもらえないかな?一ヶ月後には中間試験もあるし先生も困ってたから」
さぁ、出るわけねぇだろ!って言え。
私は食い下がったりしないから、
一言いってくれればここから去るよ。
「あ?でるわけね…「ジュンペー」
待ち望んだ言葉を神川が言いかけたところで
ずっと黙っていた一条が口を開く。
は?なに?お前は黙ってろよ。
そしてゆっくりとこちらを
向いた一条と目が合う。