気まぐれ王子の溺愛







「ユズちゃん、昨日の男、誰?」




そう言いながら私の首筋に
顔を埋めた一条。





「〜〜っ!!!!変態!バカ!ありえない!離して!!!!!」





ちょっと待って!何これ!?



ってゆーか、昨日の男!?
なんの話なわけ!?




力一杯押してもビクともしない。





「ねぇ、誰?」

「ちょ、ま、待って!ホント待て!!!!」

「ヤダ」




ヤダ!?!?



こっちがヤダよ!!!!





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