気まぐれ王子の溺愛
「っ、んっ…ふぁ…」
〜〜〜〜っ!!!!し、舌が!!!!!
容赦なく絡められるソレに
私のキャパシティはもちろんオーバー。
オーバー中のオーバーである。
一体、何分こうしていたのか。
「……ごちそうサマ」
やっと唇を離した一条は
ケロッとまたそんなことを言った。
「あれ、」
私はというと、
酸欠すぎて反撃する力も
もちろんここから逃げる体力もなく
不本意ながら、誠に不本意ながら
一条の、肩にもたれかかっていた。