気まぐれ王子の溺愛
















「何してんのお前ら」




購買へ行っていた
神川が屋上に戻ってくると



上機嫌な男と
その上にもたれかかっている女。





「ん〜?」

「なにコレ、どうゆう状況?」

「…寝ちゃった」





楽しそうに女の髪に
自分の指を絡ませる男。





「まさか、また手出した?」





呆れたように笑って
空いているベンチに座った神川。




男はそれには答えずただ笑っていた。





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