気まぐれ王子の溺愛
気まぐれ王子の作戦
「………ん…」
あれ、私…
「あ、起きた?おはよう」
「…………」
え、私寝て…
ってゆうか、なんか顔が近い。
ベンチに座っている一条の上に
座っている……私。
「っ!!ぎゃぁあああああ!!!!」
なんとも間抜けな叫び声をあげて
目の前でキラキラと微笑む
一条の肩を力任せにドンっと押す。
見事に後ろにのけぞった私は
そのままコンクリートへ落下した。