気まぐれ王子の溺愛






「………ハハ」




一つ言っておきたい。


私は今、とても怒っている。
怒りで震えている。



それにも関わらず、目の前の男は




「なに笑ってんだ!!!!こっちは真剣にキレてんのよ!!!!」

「フッ、ハハッ、あーははっ…」

「…………」




とても愉快に、それはそれは楽しそうに
笑っているのであった。



てゆうか、コイツ
こんな無邪気に笑うんだ。



どんどん一条とゆう人間が
分からなくなっていく。






………って、そうじゃない!!!




< 58 / 70 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop