気まぐれ王子の溺愛






「アンタねぇ!ふざけんのも大概にしなさいよ!!」

「ハハッ、ごめんごめん」

「悪いと思ってないでしょ!?!?」




なんでこの人こんなに笑ってるの?



私、ビンタしたんですけど?



それなのに、なんでそんな
ケラケラと笑ってんの?





「あー……おかしかった」





いまだ胸ぐらを掴んだままの私。




笑いが収まったのか
一条は私の手をグッと掴んで
怪しく笑った。





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