初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
今日は夕飯を食べるとうちまで送ってくれた。
本当にご飯だけで、お酒を飲む事もなかった。
まだ早い時間だから大丈夫だという私に対して、「彼氏っぽいことさせろ」だなんて。先輩ってやっぱり思考が乙女というかまるで少女漫画。
そして家まで着くと玄関の前で「お茶に誘うなよ」と言ってお休みだけ言うと帰っていった。
『へー、先輩ってイメージと違うなぁ』
「……うん、私もそう思う」
早い時間に帰ってきたから時間を持て余した私はそのままノリちゃんにメールを入れた。
もしかしたらまだ木村がいるかもしれないからとりあえずメール。
そこにすぐに電話があって一部始終話した後でのこの言葉。
『じゃあ、とりあえず先輩とは付き合う事にしたのね?』
「とりあえず、じゃないよ。先輩とちゃんと付き合う」
とりあえず、じゃ今までと一緒じゃないか。
それに先輩と付き合うまでに二カ月、いや三ヶ月近く経ってる。
付き合うまでに時間かければいいってもんじゃないけど。
『付き合うんなら、やっぱりその先輩っていうのどうにかしないとね?』
「あ、やっぱりそうだよね」
あの時途中で投げ出して、先輩にその後も何も言われないからいいかと思ってたけど。
『もう、いっそ。ジャイアンでいいんじゃない?』
いやいや、彼氏にジャイアンって。
それはないよ。ノリちゃん。
本当にご飯だけで、お酒を飲む事もなかった。
まだ早い時間だから大丈夫だという私に対して、「彼氏っぽいことさせろ」だなんて。先輩ってやっぱり思考が乙女というかまるで少女漫画。
そして家まで着くと玄関の前で「お茶に誘うなよ」と言ってお休みだけ言うと帰っていった。
『へー、先輩ってイメージと違うなぁ』
「……うん、私もそう思う」
早い時間に帰ってきたから時間を持て余した私はそのままノリちゃんにメールを入れた。
もしかしたらまだ木村がいるかもしれないからとりあえずメール。
そこにすぐに電話があって一部始終話した後でのこの言葉。
『じゃあ、とりあえず先輩とは付き合う事にしたのね?』
「とりあえず、じゃないよ。先輩とちゃんと付き合う」
とりあえず、じゃ今までと一緒じゃないか。
それに先輩と付き合うまでに二カ月、いや三ヶ月近く経ってる。
付き合うまでに時間かければいいってもんじゃないけど。
『付き合うんなら、やっぱりその先輩っていうのどうにかしないとね?』
「あ、やっぱりそうだよね」
あの時途中で投げ出して、先輩にその後も何も言われないからいいかと思ってたけど。
『もう、いっそ。ジャイアンでいいんじゃない?』
いやいや、彼氏にジャイアンって。
それはないよ。ノリちゃん。