初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
お気に入りの人の今回のお話は初恋の話し。
男の子目線で綴られる初恋の人への想い、それを読みながら自分の中学時代を思いだす。
そんなに好きなら言っちゃえばいいのに。
見てるだけなんて、隣にいられるだけなんてダメなのに。
書いてる人が男の人なのか女の人なのかわからない。
けれど、男の子もこんな風に切ない想いをしているのだとしたら。そんな不器用同士の恋は先に進まない。
ただの小説だというのに、作り話なのに。なんだか妙に感情移入してしまって。
「やっぱりこの人の話し好きだな」
区切りのいい所まで読んで、一度ページを閉じた。
主人公の男の子は好きな女の子と高校が別になっちゃうのか。
卒業式に告白したりするんだろうか?
先の内容を想像しつつ、自分はどうだったっけ。と、中学の卒業式を思い返す。
うちの部で毎年恒例になっている下級生から三年生への花の贈与。
クラスごとに出てくるその列を見ながら自分が渡す先輩を探す。
無事にそれを渡せたときに、花だけじゃなくて何やらプレゼントのようなものをたくさん持った外山先輩と目があった。
先輩はちょっと困ったような顔をして、それから。
「クルミからは何もねーの?」
そう言ったんだ。
あの頃、先輩がどんな気持ちでそれを言ったのかは分からないけど。
私は先輩に「そんなに一杯あるんだからいらないでしょ?」とかそんなような事を言った気がする。
今考えると、生意気な後輩だ
男の子目線で綴られる初恋の人への想い、それを読みながら自分の中学時代を思いだす。
そんなに好きなら言っちゃえばいいのに。
見てるだけなんて、隣にいられるだけなんてダメなのに。
書いてる人が男の人なのか女の人なのかわからない。
けれど、男の子もこんな風に切ない想いをしているのだとしたら。そんな不器用同士の恋は先に進まない。
ただの小説だというのに、作り話なのに。なんだか妙に感情移入してしまって。
「やっぱりこの人の話し好きだな」
区切りのいい所まで読んで、一度ページを閉じた。
主人公の男の子は好きな女の子と高校が別になっちゃうのか。
卒業式に告白したりするんだろうか?
先の内容を想像しつつ、自分はどうだったっけ。と、中学の卒業式を思い返す。
うちの部で毎年恒例になっている下級生から三年生への花の贈与。
クラスごとに出てくるその列を見ながら自分が渡す先輩を探す。
無事にそれを渡せたときに、花だけじゃなくて何やらプレゼントのようなものをたくさん持った外山先輩と目があった。
先輩はちょっと困ったような顔をして、それから。
「クルミからは何もねーの?」
そう言ったんだ。
あの頃、先輩がどんな気持ちでそれを言ったのかは分からないけど。
私は先輩に「そんなに一杯あるんだからいらないでしょ?」とかそんなような事を言った気がする。
今考えると、生意気な後輩だ