初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
結局、私が「すみません、気をつけます」と言うまでネチネチとした攻撃は続けられた。
悔しい悔しい悔しい。
部活に全く関係のない恋愛ごと。
しかも好きでもなんでもない先輩に色目使ったとか言われて。
だいたい色目なんて使う中学生聞いたことないし。ほっんと、意味わかんない。
最後に「本当は私だってこんな事言いたくないんだけどね、部の規律が乱れるから」という言葉まで残して部屋を出ていった。
ムカムカして寝れそうにない。
ユキと二人、そのまま屋上に上がり大声で文句を言う。
少しだけすっきりすると、
「あの人さ、外山先輩に振られたんだって」
「へー、そうなんだ」
別にそんな事はどうでもいいけど、それを私にぶつけないで欲しい。
「それで外山先輩がいつもクルミに声かけるのに嫉妬してんの」
「勝手に嫉妬しないで欲しい。それに文句なら話しかけてくる外山先輩に言って欲しい」
「ま、それが出来ないからクルミに当たってんでしょ?だってあの人外山先輩の前ではすっごいネコ被ってるもん」
「はぁー」
「災難としか言いようがないね、こればっかりは」
そうか、これは事故だ。
しばらくはきっと風当たりが強いだろうけど我慢するしかない。
合宿一日目の夜はこうして終わった。
悔しい悔しい悔しい。
部活に全く関係のない恋愛ごと。
しかも好きでもなんでもない先輩に色目使ったとか言われて。
だいたい色目なんて使う中学生聞いたことないし。ほっんと、意味わかんない。
最後に「本当は私だってこんな事言いたくないんだけどね、部の規律が乱れるから」という言葉まで残して部屋を出ていった。
ムカムカして寝れそうにない。
ユキと二人、そのまま屋上に上がり大声で文句を言う。
少しだけすっきりすると、
「あの人さ、外山先輩に振られたんだって」
「へー、そうなんだ」
別にそんな事はどうでもいいけど、それを私にぶつけないで欲しい。
「それで外山先輩がいつもクルミに声かけるのに嫉妬してんの」
「勝手に嫉妬しないで欲しい。それに文句なら話しかけてくる外山先輩に言って欲しい」
「ま、それが出来ないからクルミに当たってんでしょ?だってあの人外山先輩の前ではすっごいネコ被ってるもん」
「はぁー」
「災難としか言いようがないね、こればっかりは」
そうか、これは事故だ。
しばらくはきっと風当たりが強いだろうけど我慢するしかない。
合宿一日目の夜はこうして終わった。