初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
過ぎたときもその想いも。
クリスマスに会えるかわからないけど、ノリちゃんを誘ってプレゼントを物色中。
初めてのクリスマス。ノリちゃんは何をあげるんだろう。
「クルミー。ねぇ、聡何が喜ぶと思う?」
「は?そんなの、ノリちゃんのが詳しいでしょ?木村の事なんて私より知ってるじゃない。」
「クルミ、冷たい」
「…はぁ。だったら、ノリちゃんにリボンつけて会ったらいいじゃない」
そんなのイマドキ少女漫画でもないけど。
それでも木村が喜びそうな事なんて言われても、それぐらいしか思い浮かばない。
「こっちは真面目に聞いてるのに」
「こっちだって、大真面目よ」
こんなだから話は全く進まない。
そうこうしてるうちにお店は閉まっていく。
平日の仕事の後、私たちに残された時間は少ない。
休みの日にゆっくり時間が取れたらいいんだけど、ノリちゃんはデートで忙しいから。
「また来週、かな」
「だねぇ……」
お互いにため息まじりにそう言うと、
「とりあえず、ご飯にしようか」
お店が閉まる8時ぎりぎりまで色々見て回ったから、お腹はかなりすいている。
どこがいいかと考えを巡らせてると
「あれって、……坂下じゃない?」
初めてのクリスマス。ノリちゃんは何をあげるんだろう。
「クルミー。ねぇ、聡何が喜ぶと思う?」
「は?そんなの、ノリちゃんのが詳しいでしょ?木村の事なんて私より知ってるじゃない。」
「クルミ、冷たい」
「…はぁ。だったら、ノリちゃんにリボンつけて会ったらいいじゃない」
そんなのイマドキ少女漫画でもないけど。
それでも木村が喜びそうな事なんて言われても、それぐらいしか思い浮かばない。
「こっちは真面目に聞いてるのに」
「こっちだって、大真面目よ」
こんなだから話は全く進まない。
そうこうしてるうちにお店は閉まっていく。
平日の仕事の後、私たちに残された時間は少ない。
休みの日にゆっくり時間が取れたらいいんだけど、ノリちゃんはデートで忙しいから。
「また来週、かな」
「だねぇ……」
お互いにため息まじりにそう言うと、
「とりあえず、ご飯にしようか」
お店が閉まる8時ぎりぎりまで色々見て回ったから、お腹はかなりすいている。
どこがいいかと考えを巡らせてると
「あれって、……坂下じゃない?」