初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
ノリちゃんの目線の先には坂下くんがいた。けれど、どこか様子がおかしい。
「せっかくだから誘っとく?どうせご飯どきだし」
そう言って、私の返事も聞かずに坂下くんの方へ歩き出したノリちゃん。
坂下くんとは再会してから数回しか会ってないけど、もっと背筋が伸びてたような気がする。
それに、…あぁそうか。今日はメガネをかけてるんだ。なんか雰囲気が違うと思ったけど、それはそのせいか。
坂下くんに声をかけたノリちゃんは、着いていかずに見ていた私の方を指さしながらなにか話をしている。
そしてゆっくりと二人。こちらに歩いてくる。
「坂下仕事帰りで一人なんだって。ちょうどいいからご飯誘った」
ノリちゃんはニコニコしながらいい事したみたいな顔で言う。
それとは対照的な坂下くん。なんていうか、やっぱり。どこか変。
「こんばんは。おつかれさまです」
「クルミ……ざわ。」
その言い方に違和感を感じて坂下くんを見るけど、すぐに目をそらされた。
どこか変じゃなくて、あきらかに坂下くんの様子はおかしいのにノリちゃんは気付かないの?
今日はノリちゃんのお勧めの鍋料理の店に行く約束をしてた。
だから、確かに人数が多い方がいいのだけれど。
「せっかくだから誘っとく?どうせご飯どきだし」
そう言って、私の返事も聞かずに坂下くんの方へ歩き出したノリちゃん。
坂下くんとは再会してから数回しか会ってないけど、もっと背筋が伸びてたような気がする。
それに、…あぁそうか。今日はメガネをかけてるんだ。なんか雰囲気が違うと思ったけど、それはそのせいか。
坂下くんに声をかけたノリちゃんは、着いていかずに見ていた私の方を指さしながらなにか話をしている。
そしてゆっくりと二人。こちらに歩いてくる。
「坂下仕事帰りで一人なんだって。ちょうどいいからご飯誘った」
ノリちゃんはニコニコしながらいい事したみたいな顔で言う。
それとは対照的な坂下くん。なんていうか、やっぱり。どこか変。
「こんばんは。おつかれさまです」
「クルミ……ざわ。」
その言い方に違和感を感じて坂下くんを見るけど、すぐに目をそらされた。
どこか変じゃなくて、あきらかに坂下くんの様子はおかしいのにノリちゃんは気付かないの?
今日はノリちゃんのお勧めの鍋料理の店に行く約束をしてた。
だから、確かに人数が多い方がいいのだけれど。