初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
私の言葉に驚いたのはノリちゃんで、
「そ、そうなんだよ。坂下。いい案あったら教えてよ」
「自分で考えて選んだ物だったら、何をあげても喜ぶんじゃないかな?あの二人ならね」
そう言って優しく微笑む。
あぁそうだ、坂下くんってこういう人。
柔らかい印象で礼儀正しくて、でもそれは人が踏み込むのを拒絶しているよう。
だからそこに飛び込む勇気がなかったんだと今なら分かる。
あの想いも嘘じゃなかった、けど。
きっと奥さんはそれをも超えて、坂下くんの家族になったんだろうな。
さっき痛んだ胸がまた疼いた気がして、
「ほら、だからノリちゃんにリボン着ければいいって」
「もうっ、クルミ!」
照れたノリちゃんは可愛い。
やっぱり木村との事からかうと、あの頃のノリちゃんに戻るのは今でも変わらない。
私もこんな風に頬を赤らめて、彼の事を想うと少女みたいな顔になる日がくるんだろうか。
ノリちゃんを見ながらそんな事を考える。
「うん。でもそれ、聡なら飛び上がって喜ぶかもしれないね」
坂下くんまでそんな事言うから、ますますノリちゃんは顔を赤くさせてしまった。
「そ、そうなんだよ。坂下。いい案あったら教えてよ」
「自分で考えて選んだ物だったら、何をあげても喜ぶんじゃないかな?あの二人ならね」
そう言って優しく微笑む。
あぁそうだ、坂下くんってこういう人。
柔らかい印象で礼儀正しくて、でもそれは人が踏み込むのを拒絶しているよう。
だからそこに飛び込む勇気がなかったんだと今なら分かる。
あの想いも嘘じゃなかった、けど。
きっと奥さんはそれをも超えて、坂下くんの家族になったんだろうな。
さっき痛んだ胸がまた疼いた気がして、
「ほら、だからノリちゃんにリボン着ければいいって」
「もうっ、クルミ!」
照れたノリちゃんは可愛い。
やっぱり木村との事からかうと、あの頃のノリちゃんに戻るのは今でも変わらない。
私もこんな風に頬を赤らめて、彼の事を想うと少女みたいな顔になる日がくるんだろうか。
ノリちゃんを見ながらそんな事を考える。
「うん。でもそれ、聡なら飛び上がって喜ぶかもしれないね」
坂下くんまでそんな事言うから、ますますノリちゃんは顔を赤くさせてしまった。