初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
お茶を飲みながら一時間ほど過ごした。
妹とお母さんからは質問攻めにはなったけど、焦るようなものはなくてホッとしていた。
そんな時突然お父さんが口を開いた。
「外山さんは、今後どうするつもりで娘と付き合っているのか」
今までずっと黙ってたのに、何で急にそんな……
「ちょっと、お父さんっ」
和やかだった雰囲気が一変した。だけど先輩はそれに怯む事なく姿勢をただしてから、
「はい、先の事も視野に入れてお付き合いさせていただいてます」
え、そんなの初耳。
あの頃のやり直し。もとい、続きをしてるんじゃ?
「……そうですか」
えと?それだけ?
「もうっお父さんたら、今すぐ嫁にくれって言われたわけじゃないのにねぇ?外山さん?」
お母さんが助け舟を出すけど、そんなフォローにも先輩は真面目な顔で答える。
「いえ、訓歌さんさえ良ければそのつもりですから」
だから、聞いてないってば!
目を見開いて先輩を見るけど、その顔は真剣そのもの。
うわー、これはまずい。ホントに色々。
「その時は、また改めて二人で来なさい」
「はい、ありがとうございます」
深々と頭を下げる先輩を私は隣でただ見ているだけだった。
妹とお母さんからは質問攻めにはなったけど、焦るようなものはなくてホッとしていた。
そんな時突然お父さんが口を開いた。
「外山さんは、今後どうするつもりで娘と付き合っているのか」
今までずっと黙ってたのに、何で急にそんな……
「ちょっと、お父さんっ」
和やかだった雰囲気が一変した。だけど先輩はそれに怯む事なく姿勢をただしてから、
「はい、先の事も視野に入れてお付き合いさせていただいてます」
え、そんなの初耳。
あの頃のやり直し。もとい、続きをしてるんじゃ?
「……そうですか」
えと?それだけ?
「もうっお父さんたら、今すぐ嫁にくれって言われたわけじゃないのにねぇ?外山さん?」
お母さんが助け舟を出すけど、そんなフォローにも先輩は真面目な顔で答える。
「いえ、訓歌さんさえ良ければそのつもりですから」
だから、聞いてないってば!
目を見開いて先輩を見るけど、その顔は真剣そのもの。
うわー、これはまずい。ホントに色々。
「その時は、また改めて二人で来なさい」
「はい、ありがとうございます」
深々と頭を下げる先輩を私は隣でただ見ているだけだった。