初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
車で送ってくれると言った妹に駅まで送ってもらうことにした。車の中では先輩と中学の話で盛り上がっていて、まるで二人が先輩後輩のよう。
駅についてお礼をいって車を降りようとしたら「けんかしちゃダメだよ」なんて妹が心配そうな顔で言う。
さっきの事言ったんだと思った。たしかに今まで付き合ってた人がそんな事言ったら間違いなく怒ってる。調子いい事言うなって。だから妹はこんな事言ったんだと思うけど。
先輩は勢いやその場の雰囲気だけでそんな事言う人じゃない。だからこそ余計に……
「大丈夫よ、ちょっとビックリしただけだから」
そう言ってから笑って見せて「ありがとね」と言って車を降りた。
先に行った先輩に追いつくと、すでに私の分も切符を買い終えていた。
「はい、クルミの分」
目の前に出された切符を受け取るとお金を払おうとお財布をカバンから取り出した。それを見た先輩が構内の時計を見上げてから
「時間けっこうヤバイからとりあえずあとで」
そう言って私の持っているカバンを持つとスタスタと歩いて改札に向かう。
慌ててお財布をしまって私もそれを追いかけながら時間を確認するけど、まだ10分以上あった。
そんなに急がなくても大丈夫なのに。
駅についてお礼をいって車を降りようとしたら「けんかしちゃダメだよ」なんて妹が心配そうな顔で言う。
さっきの事言ったんだと思った。たしかに今まで付き合ってた人がそんな事言ったら間違いなく怒ってる。調子いい事言うなって。だから妹はこんな事言ったんだと思うけど。
先輩は勢いやその場の雰囲気だけでそんな事言う人じゃない。だからこそ余計に……
「大丈夫よ、ちょっとビックリしただけだから」
そう言ってから笑って見せて「ありがとね」と言って車を降りた。
先に行った先輩に追いつくと、すでに私の分も切符を買い終えていた。
「はい、クルミの分」
目の前に出された切符を受け取るとお金を払おうとお財布をカバンから取り出した。それを見た先輩が構内の時計を見上げてから
「時間けっこうヤバイからとりあえずあとで」
そう言って私の持っているカバンを持つとスタスタと歩いて改札に向かう。
慌ててお財布をしまって私もそれを追いかけながら時間を確認するけど、まだ10分以上あった。
そんなに急がなくても大丈夫なのに。