初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
画面を閉じてそのままベッドサイドにそれを置く。
「じゃ、ランチ行くか?」
近くにはランチのおいしいお店もたくさんある。
だけど、私は。
「ん?」
返事をしないまま、ベッドに座っている先輩の手をそっと掴んだ。
どうしてだろう。今すぐに先輩の温もりが欲しくなった。
耳元で先輩にオレのって言って欲しい。
休日の、もうすぐお昼だっていうのに。
不思議そうな顔をしたあと先輩は、私の頭に手を乗せるとそのまま毛先にスルスルと降りてくる。
「クルミ?」
天気が悪いせいか部屋の中は少しだけ薄暗い。
その薄暗い中で先輩はベッドサイドに座ったまま私を見つめてる。
その瞳が段々と熱を帯びていく。
『俺を、もっと欲しがって。』
そう言ったあの時の先輩と重なっていく。
先輩の言った意味。今なら少しわかる気がする。
少しだけ不安から解放されると私はやっと口を開いた。
「もう少し、こうしてちゃダメですか?」
先輩の温もりが欲しい。
だけど自分から欲しがるのはやっぱり……
「ダメじゃないよ、……ダメなわけない」
耳元でそう呟きながらくれた温もりを逃がさないようにしっかりと捕まえた。
「じゃ、ランチ行くか?」
近くにはランチのおいしいお店もたくさんある。
だけど、私は。
「ん?」
返事をしないまま、ベッドに座っている先輩の手をそっと掴んだ。
どうしてだろう。今すぐに先輩の温もりが欲しくなった。
耳元で先輩にオレのって言って欲しい。
休日の、もうすぐお昼だっていうのに。
不思議そうな顔をしたあと先輩は、私の頭に手を乗せるとそのまま毛先にスルスルと降りてくる。
「クルミ?」
天気が悪いせいか部屋の中は少しだけ薄暗い。
その薄暗い中で先輩はベッドサイドに座ったまま私を見つめてる。
その瞳が段々と熱を帯びていく。
『俺を、もっと欲しがって。』
そう言ったあの時の先輩と重なっていく。
先輩の言った意味。今なら少しわかる気がする。
少しだけ不安から解放されると私はやっと口を開いた。
「もう少し、こうしてちゃダメですか?」
先輩の温もりが欲しい。
だけど自分から欲しがるのはやっぱり……
「ダメじゃないよ、……ダメなわけない」
耳元でそう呟きながらくれた温もりを逃がさないようにしっかりと捕まえた。