初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
表参道から一本入った所に現れた黄色の一軒家。どうやらここがホットワインを出してくれるお店らしい。
連れてきてくれたのはガレットのお店。坂下くんが知っていたのが意外なほど可愛らしいお店。どちらかというと女の人が好きそうな……
もしかしてここは、
「ここまで連れてきておいてアレだけど、ガレット平気?」
「うん、ガレットも好きだし、クレープも好き」
「よかった」
ホッとしたような顔をした後、坂下くんはお店の扉を開いた。
夕飯には少し早い時間、だけどこれなら普通に食べられそうだ。そればかりか食後のデザートまで手を出そうとしている。だけど、坂下くんはこのお店できちんとお腹は満たされるんだろうか。
「坂下くん?」
「なに?」
「あの、坂下くんってガレット好きなの?」
「……まぁ、そうだね」
その答えですべてがわかってしまった気がする。きっとここは奥さんときたお店なんだという事が。
坂下くんの勧めてくれたガレットとサラダ、もちろんホットワインも。
どれもおいしくて私は話もあまりしないで食べ続けていた。
ふと気づいて坂下くんを見ると、食べ物にちょっと口をつけるぐらいでホットワインを飲み、あとはぼんやりと店内を見ていた。
連れてきてくれたのはガレットのお店。坂下くんが知っていたのが意外なほど可愛らしいお店。どちらかというと女の人が好きそうな……
もしかしてここは、
「ここまで連れてきておいてアレだけど、ガレット平気?」
「うん、ガレットも好きだし、クレープも好き」
「よかった」
ホッとしたような顔をした後、坂下くんはお店の扉を開いた。
夕飯には少し早い時間、だけどこれなら普通に食べられそうだ。そればかりか食後のデザートまで手を出そうとしている。だけど、坂下くんはこのお店できちんとお腹は満たされるんだろうか。
「坂下くん?」
「なに?」
「あの、坂下くんってガレット好きなの?」
「……まぁ、そうだね」
その答えですべてがわかってしまった気がする。きっとここは奥さんときたお店なんだという事が。
坂下くんの勧めてくれたガレットとサラダ、もちろんホットワインも。
どれもおいしくて私は話もあまりしないで食べ続けていた。
ふと気づいて坂下くんを見ると、食べ物にちょっと口をつけるぐらいでホットワインを飲み、あとはぼんやりと店内を見ていた。